【何度も同じことを繰り返す映画】LOOP ループ〜時に囚われた男〜

公　開　　２０１６年
時　間　　９５分
出演者　　ディーネス・サーラズ　ドリナ・マルティノヴィチ　　

あらすじ

麻薬の密売人をしているアダム。

今回の仕事を最後に恋人のアンナと一緒にボスのデジューから逃げようと計画を立てていたが、

アンナから妊娠していることを聞かされ、アンナは計画は実行できないとアダムに伝える。

アダムはアンナに、産婦人科医をしているアダムの父親のところに行って中絶をするよう指示をする。

その間、アダムはデジューから薬とお金を受け取り、アンナを置いて先に逃げることにする。

アダムはアンナへのビデオメッセージを残している間に、

机の上に置いてあったはずの飛行機のチケットがないことに気づく。

アンナが持っていったのだと思い、アダムは急いでアンナを追いかけると、

建物の角で偶然アンナと出くわす。

アンナはビデオテープを持っており、その中にはアダムがデジューに撃たれた映像があり、

てっきりアダムは殺されたと思ったとアンナは言う。

そして、このビデオがあれば、警察に行ってデジューを逮捕してもらえるのではないか？と提案するアンナに、

アダムは「逃げるチャンスを逃したくない」と言い、口論している間にアンナは車に轢かれて死んでしまう。

アダムはその場から逃げ、ビデオテープを持ち帰り、家でビデオを見てみると、

そこには、アダムの部屋で自分がデジューに撃たれている映像が残っていた・・・。

みどころ

ループ

この映画では、ある時間帯に起こることが何度も何度も繰り返されます。

そして、そのループからアダムがどのように抜け出していくのか、

それは見どころの一つです！

ラストシーン

このラストは一見、「めでたしめでたし」で終わっているように見えるのですが、

よくよく考えると、ループが続いているようにも見える終わり方で、

観終わった後も色々と考えてしまいます・・・。

それがこの映画の最大のみどころだと思います。

ハンガリー映画

この映画はハンガリー映画です。

私たち日本人は主にアメリカ映画を観る機会が多かったと思いますが、

近年は色々な国の映画を観ることができて嬉しいです。

その国の言語、景色、文化、状況を垣間見ることができるので、

そういう視点でこの映画を観るのも良いかもしれません。

感想

この映画は最後まで、なぜループが起きているのかという謎には答えてはくれません。

私としてはそこがモヤモヤするところでもあるのですが、

でも、最後のシーンでハッピーエンドと思いきや、新たな疑問が湧いてくる感じが気に入りました。

この映画を観て思い出したのが、

小さい頃、昼にたまたまテレビでやっていた映画です。

タイトルも、誰が出ていたのかすらもわからず、

記憶も曖昧で、違っていたらごめんなさいなのですが、

内容は、男の子が目を覚ますと外にUFOのようなものがあって、

エイリアンだったか、エイリアンが乗り移った人間たちだったか、

とにかく、男の子の両親がそのエイリアンに殺されてしまって、

男の子は逃げるのですが、街中の人たちがエイリアンに乗っ取られるか殺されて、

最後は男の子も殺されそうになるのか、助かったのか、そこはあまり覚えていないのですが、

結局それは全て男の子が見ていた夢で、

男の子は「夢で良かった」と思って起きるのですが、

窓を見ると外にはUFOがあって、

夢で見たことが、そこから現実に始まってしまう・・・という感じで終わるのです。

私は「これからあの悪夢が始まるの？？？」と思い、

かなりの衝撃を受けたのを覚えています。

あの映画はなんという映画だったのだろう・・・。

とにかく、この「ループ」という映画も、その映画のラストを思わせるような感じでした！

こんな人にオススメ

• 不思議な感覚の映画が観たい人
• 時空系、タイムスリップ系の映画が好きな人
• アメリカじゃない海外映画が観たい人

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