【心震える映画】グレイテスト・ショーマン

公開　　　　２０１７年（アメリカ）
収録時間　　１０５分
出演者　　　
ヒュー・ジャックマン　ザック・エフロン　
ミシェル・ウィリアムズ　ゼンデイヤ

あらすじ

貧しい生い立ちの男バーナムはお金持ちの娘と結婚し、娘も二人生まれるが勤めていた貿易会社の船が沈没して倒産する。その船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行からお金を借り、珍しいものを集めた博物館を開くがうまくいかず、娘の一言からヒントを得て、変人扱いされ生きてきた人々を集めてサーカスを開く。それが大成功しお金持ちとなるが、有名なオペラ歌手と出会い、彼はサーカスよりもオペラ歌手の公演を優先させていく。成功と名声と財産を手にしたバーナムだったが、大切なことを見失い始めていく・・・。

見どころ

音楽とダンス

ミュージカル映画なので音楽とダンスが見どころなのは当然と言えば当然なのですが、この映画は格別です。私の場合ですが、ミュージカル映画を観ても、観終わった後にまで歌が心に残ることはなかったのですが、この映画の音楽はしばらく私の心の中で響いていました。

特に主題歌の「THIS IS ME」を聴いた時は心が震えました。心の奥底から何か熱いものが込み上げてくるような、涙が込み上げてくるような、何か力が湧いてくるような、そんな感動を覚えました。

そして、ダンスも素晴らしい。曲と合わせて大人数で一つのダンスを踊るって鳥肌が立ちます。もし生まれ変わることができなたら、ダンスをやって大勢の人の前で大勢の人と歌って踊ってみたいです。

音楽に関しては「音楽が素敵な映画７選」も読んでみて下さい。

この映画は劇場の大きなスクリーンと大音量の音楽で観たかったと思わせる映画です。

ゼンデイヤの空中ブランコ

ゼンデイヤは女優なのですが、空中ブランコを見事にこなし、ザック・エフロンとロープを使いながら歌うシーンも本当に見事です。何事もそうですが、一つのことをやるだけでも大変なのに、歌いながら何かしらの動作を一緒にやるってとても凄いことだと思います。もちろん踊っている時は実際には歌ったりはしていないのかもしれませんが、それでも、演技をしながら、歌詞を口にしながら、危険な行為をしなければならないのですから大変なことです。映像ではいかにも簡単にやっていますが、その裏には物凄い努力があったのだろうと想像がつきます。

ゼンデイヤさんだけではなく、ヒュー・ジャックマンやザック・エフロンや他の皆さんたちも、歌いながら、踊りながら、その間に一瞬の動作を交えたりと、本当に凄いなぁと思います。まして、一人で撮影している訳ではないので、一瞬の動作を一人が間違えれば、全員で撮り直しをしなければならないだろうし、映像では一瞬にしか見えない動作にもそれぞれの努力があるのだと思うと、一つ一つのダンス全てが見どころに思えます。

映像

映像がとても綺麗だったり、迫力があったり、一瞬全体を止めて強調する部分だけを動かしていたり、スローモーションを使ったりと、歌やダンスだけではなく映像も楽しめます。

制作

この映画は２００９年から制作が始まり、撮影は２０１６年、そして２０１７年１２月にアメリカで公開されています。日本では２０１８年です。

実は私はYouTubeに動画をアップしているのですが、動画作成をし始めてからその大変さがよくわかるのです。ですから、この映画を改めて観た時、これ程の映像を作るのはパワーもいるし、勇気もいるし、お金もかかるし、細部まで構想を考えなければならいし、一人でやることではないから途中で投げ出す訳にもいかないし、本当に物凄い覚悟と労力と人力と財力が必要だっただろうと思いました。９年もかけてこの映画を作成したということが良く分かる作品です。

また、この映画の続編も考えられているようで、本作に負けない、本作を超える作品を期待しています。

注意して欲しいところ

この映画ではサーカスで動物が使用されていますが（CGです）、現代は動物擁護の観点からサーカスや水族館などで動物の使用を禁止しているのが世界の流れです。日本では当たり前のようにイルカショーが行われていたり、ショーで動物が使用されていますが、これは既に時代遅れです。動物にも感情があり、心があります。人間の娯楽のために動物たちの自由を奪うショーを観るのはやめにしましょう。観るのであれば、動物を使用していない人間だけで行われているものを観てください。

感想

この映画を観た時、心も体も震えました。物語の内容にではなく、ダンスと音楽と映像にです！この映画は完成までにかなりの時間が費やされているのですが、それくらい綿密に考えて、イメージして構成していかないと、こんな映画は創れないだろうと思います。

何かを創るって、本当に大変なことです。だから、これほどのものを創ることができたのは本当に凄いことだと思います。

私の家にはテレビがなく、今はモニターで映画を観ていますが、この映画を観た時にはモニターすらなくて小さなノートパソコンでこの映画を観たのですが、あんな小さな画面で観ただけても心が大きく震えたのに、もし劇場で観ていたなら、どれほどの感動があっただろうと思います。

この映画は是非、劇場で観たかった映画の一つです。まだご覧になっていない方は、大迫力の音量と大画面で観て下さい！！

こんな人にオススメ

• ミュージカルが観たい
• 心を震わせたい
• 鳥肌を立たせたい
• 音楽が良い映画を観たい
• 一体感を味わいたい

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