【信じる心を呼び覚ましてくれる絵本】『アンとおじいちゃんの妖精図鑑』

作家さんについて

この絵本は斎藤信実（さいとう・のぶみ）さんという絵本作家さんが描いています。

１９７８年東京都生まれで、累計６１万部を超える『ママがおばけになっちゃった！』シリーズや『ぼく、仮面ライダーになる！』シリーズ、『ご先祖さまからきみへ』『猫、おすしやさんになる』など、多数の著書を出版しています。

私がのぶみさんを知ったのは、のぶみさんのYouTubeチャンネルでした。

そのチャンネルでは私がこのブログで紹介した『私が見た未来　完全版』の「大災難は７月にやってくる」の内容に似たことを話していて、それ以降、毎日のように観ています。

のぶみさんは『胎内記憶図鑑』という絵本も描いていて、胎内記憶を持つ子どもたちから色々なお話を聞いてる中で、２０２５年夏に津波が来るという話をする子どもがいたことを思い出したようです。

のぶみさんはインスタグラムのDMで胎内記憶や不思議な話、子どもたちが話す夢や予言の話を募集していて、のぶみさんのYouTubeではそういう話を紹介しています。

チャンネル登録者数も１２万人を超えていて（2024年４月現在）立派なYouTuberと言えますが、ご本人は「私はYouTuberではなく絵本作家である！」と言っていて、絵本に対する熱い思いをいつも語っています。

時々、YouTubeで絵本の読みきかせもやっています。

『アンとおじいちゃんの妖精図鑑』

いつも、のぶみさんのYouTubeで子どもたちからの様々な情報を聞かせて頂いているので、お礼の意味も込めてこの絵本を買って読んでみました。

妖精の絵がとても可愛くて、しかも、のぶみさんは実際に妖精を見たことがあるようで、どうしたら妖精を見ることができるのか、その方法についても書かれてありました。

そして、物語の最後には子ども心をくすぐられる意外なラストが待っていました！

私は妖精を見たことがないけれど、私も妖精を見てみたいと思いました！

自然を大切にすること、お花や植物に話しかけてあげること、きっと大昔の人は当たり前にやっていただろうことを、現代に生きる私たちも当たり前にできるようになった時、誰もが妖精を見ることができるのかな・・・と思ったりしました。

感想

この絵本を読んで、ある出来事を思い出しました。

大学生の時のことです。友人の当時の彼氏が東京大学の大学院生で、映画監督を目指しているという人でした。

そんな彼と色々話している時、なぜか妖精の話になり、

私は「妖精とかって見えないけれど、きっといると思うんだよね。」みたいなことを言ったら、

彼が「えっ？いるって思うんだったら、実際どこにいるの？何食べてるの？どうやって生活してるの？」と、

興味があって聞いてくるというような感じではなく、「そんなのいる訳ないだろ」と馬鹿にした感じで言われたことを思い出しました。

その後、かなり険悪な雰囲気になったのを覚えています。

私は妖精とか小人とか、見えないものを当たり前のように信じていたので、あんな風に超現実的な対応をされたことは生まれて初めてで、こういう人も世の中にいるんだ・・・とものすごい衝撃を受けたことを記憶しています。

と同時に、どんな映画を作りたいのかわからないけれど、見えないものを信じる心のない人に映画なんて作れるのだろうか・・・と思ったりもしました。

彼は今、映画監督になっているかどうかはわかりませんが、当時の彼にこの絵本を見せてあげたいと思いました。

私は小さい頃から見えないものを信じていたし、大人になってもそういう世界をずっと信じているし、「絵本」というものに対しても、大人だから見ないとかはなくて、高校や大学・就職してからも絵本をプレゼントすることもあったので、妖精に対しても絵本に対しても全く抵抗がなく、この絵本を買うことも読むこともなんの問題もありませんでした。

今の時代、絵本は大人にこそ必要なものかもしれません・・・。

ですから、「絵本」だから・・・と言わずに、子どもはもちろん、大人にも読んで欲しいと思いました。

あと、この絵本を読んでいたら、槇原敬之さんの『四つ葉のクローバー』という曲が頭の中で流れ始めました。

この絵本ととても通じるものがある気がしました。

この曲を聴いていると涙が出そうになります。槇原敬之さんの曲の中で私が一番好きな曲です。

聴いたことのない人は是非一度聴いてみてください！

のぶみさんの他の絵本

のぶみさんの他の絵本も読んでみたいと思いました。

特に私が興味があるのは『胎内記憶図鑑』です。

胎内記憶については第一人者である池川明さんの講演会にも行ったことがあるし、私も人生で色々な経験をしてきて「生きる」ということについて自分なりに答えを出しているので、輪廻転生の概念もあるし、生まれてくる前に親を決めてくるということについても納得できています。

ただ、私自身は胎内記憶がないので・・・この絵本を読んで、生まれてくる前の世界を思い出したいと思いました！

２０２４年４月現在、『胎内記憶図鑑２』を描いているとのことだったので楽しみです。

あと、他にも『ご先祖さまからきみへ』や『爆弾になったひいじいちゃん』という絵本もとても興味があるので、また購入して読んでみたいと思います！

あと、のぶみさんのYouTubeもオススメです。

これからの時代を生きる上で知っておくべき情報をたくさん話されています。

もちろん、どんな情報も鵜呑みにせず、自分の考えで取捨選択していくことは必要です。

ただ、今は子どもたちの話に耳を傾けて、大人たちが行動を変えていく必要がある時だと私は思っています。

是非というか、絶対観てみてください！

私の好きな絵本

下記の二つは、とても心が温かくなる絵本です。

いつかブログでご紹介したいと思います。

あと、絵本ではありませんが、大人が忘れてしまった大切なことを教えてくれる『星の王子さま』もオススメです。

このブログでもご紹介しているので、そちらも読んでみてください。

【大人になるにつれて見失ってしまう大切なことが書かれてある本】『星の王子さま』