【大人になると理解できる気がする映画】髪結の亭主
公 開 1990年 時 間 82分 出演者 ジャン・ロシュフォール アンナ・ガリエナ
あらすじ
アントワーヌは12歳の時、理髪店を営むシェーファー夫人に恋をして、髪結の亭主になることを決意する。
しかし、シェーファー夫人は亡くなってしまう。
中年になってまだ独身でいた彼は、街の理髪店でマチルダという髪結に一目惚れしてしまう。
そして、アントワーヌは理髪店に行き、マチルダに調髪してもらっている間に求婚する。
二人は理髪店でささやかな結婚式を挙げる。
平穏で幸せな日々が10年も過ぎた頃、ある出来事が起こる・・・。
みどころ
フランス映画
この映画はフランス映画です。
私が知っているフランス映画は「ベティ・ブルー」「アメリ」「最強のふたり」「僕をさがしに」などがあります。
フランス映画って、なんとなく独特で不思議な感じがある気がします。
初めて観たフランス映画が「ベティ・ブルー」だったからそう思うのか、
うまく言葉にして言えないのですが、何となく他の国の映画と違った感じがある気がしています。
この映画もなんとなく独特です。
マチルダ
アントワーヌと結婚したマチルダはとても幸せに暮らしていました。
でも、マチルダはある決断をします。
若い頃この映画を観た時は、マチルダが決断したことについて全く理解できませんでした。
でも、大人になって時々この映画を思い返すことがあったのですが、
マチルダの決断がなんとなく理解できるようになっていきました。
踊り
アントワーヌは独自の踊りを披露します。
よくわからない彼の踊りはみどころの一つかもしれません(苦笑)
感想
初めてこの映画を観た時、結構衝撃的でした。
「えーー?」「なんでーー?」と。
でも、今ならなんとなくマチルダの気持ちがわかる気がします。
決して、マチルダの選択を肯定している訳ではありません。
私の中にはマチルダのような選択肢はないので。
ただ、この歳になって、マチルダの気持ちを理解できるようになりました。
この映画は若い頃に観るのと、大人になってから観るのとで、
結末に対する印象が変わるのではないかと思います。
まだ観たことのない人は是非観てください。
マチルダの選択について、みなさんはどのように感じるでしょうか・・・。
こんな人にオススメ
・フランス映画が好き
・幸せについて考えたい
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