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【密かな名作映画】善き人のためのソナタ

【密かな名作映画】善き人のためのソナタ
公 開  2006年
時 間  137分
出演者  ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック

あらすじ

1984年の東ドイツ。

ヴィースラー大尉は国家保安省(シュタージ)のベテラン尋問官だった。

彼は同級生で上司でもあるグルビッツから、

劇作家で反体制の疑いのあるドライマンとその同棲相手で舞台女優クリスタの監視を指示される。

彼らの部屋に盗聴器を仕掛け、建物の屋根裏で監視を開始するヴィースラー大尉。

しかし、ヴィースラー大尉は盗聴を続けるうちに次第に彼らに感化されていく。

ある日、ドライマンは亡くなった親友からもらった「善き人のためのソナタ」を弾いていた。

屋根裏でそれを聴いていたヴィースラー大尉の目には涙がこぼれていた・・・。

みどころ

ドイツ映画

この映画は派手な演出のあるハリウッド映画と違って、とても淡々としています。

本当に淡々としているのですが、見飽きることがありません。

137分もあるのですが、それも感じさせません。

ヴィースラー大尉

ドライマンたちに惹かれていくヴィースラー大尉の心の動きと行動の変化がこの映画のみどころです。

東西ドイツ

知らない人もいるかもしれませんが、第二次世界大戦後のドイツは、西をアメリカ・イギリス・フランスが、東をソ連が占領したため東西の対立が深まり、西ドイツと東ドイツが誕生し、ベルリンも東西に分断されました。

東ベルリンから西ベルリンに流入する人が多かったため、ベルリンには壁が作られました。

それがベルリンの壁です。そして、その壁が崩壊したのが1989年です。

そんなに昔の話ではないのですよね。

そして、東西ドイツが統一されるまでの東ドイツでは、国家保安省(通称シュタージ)による監視社会が形成されていました。

ちなみに、私は学生の時に学校でもらった東ドイツと西ドイツが載っている世界地図を持っています!

ラストシーン

この映画は最後の最後まで淡々としています。

ラストは静かだけれど、心の奥深くに届く、優しい感動が起こります。

感想

何十年も前に一度ドイツに行ったことがあって、壊されたベルリンの壁を見たことがあります。

想像していたものよりも薄くてびっくりしたのを覚えています。

こんな薄い壁の為にどれだけの命が失われたのだろうと思ったのを記憶しています。

東ドイツの監視社会については色々思うことはありますが、

時代や国、環境や立場が違えば、人はいかようにも変わるので、

私もその時代、その国にいたらどうなっていたのかわからないだろうなぁ・・・と思うので、

発言は控えておこうと思います。

ただ、私はけっこう感化されやすい人間なので、

もしかしたらヴィースラー大尉のようなタイプだったかもしれません・・・。

こんな人にオススメ

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