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【実話を基にした小説が原作の映画】ルーム

【実話を基にした小説が原作の映画】ルーム
公 開  2015年
時 間  118分
出演者  ブリー・ラーソン ジェイコブ・トレンブレイ

あらすじ

5歳のジャックは広さ6畳の部屋でママと二人で暮らしていた。

運動したり、ケーキを作ったり、物語をきかせてもらったり、一緒にお風呂に入ったり・・・。

でも、ジャックは産まれて一度も6畳の部屋から出たことがなかった。

実はママはオールド・ニックという男に監禁され7年間部屋から出してもらえず、

ジャックはオールド・ニックに強姦されてできた子どもだった。

ある日、ママはジャックに打ち明ける「この壁の向こうには本当の世界があるの・・・」と。

みどころ

実話を基にしたお話

この映画はオーストリアのフリッツル事件を基に書かれた小説を原作とした映画です。

映画では女性が高校生の時に男に誘拐され、6畳しかない部屋で7年間監禁・強姦されます。

そして、監禁部屋で男の子どもを産み育て、子どもが5歳になった時に発見されるという内容でした。

しかし、現実のフリッツル事件はもっと酷いものでした。

この事件は父親のヨーゼフが18歳の実の娘エリーザベトを24年に渡って自宅の地下室に監禁・強姦し、

7人の子どもを産ませたものです。

7人の内1人は産まれてすぐに亡くなり、

3人はエリーザベトが捨てていったことにして

ヨーゼフの養子として妻ロゼマリア(エリーザベトの母)と育て、

残りの3人はエリーザベトが地下室で育てました。

ある日地下室で育てられていた娘ケルスティンが意識不明となり救急車で運ばれます。

これをきっかけにエリーザベトは24年ぶりに、

3人の子ども達は産まれて初めて太陽の光を浴びることとなりました。

ちなみに地下室で育てられた子ども達は19歳、18歳、5歳でした。

24年間地下室にいなければならない苦痛も想像を絶するものがありますが、

産まれてから19年間、外の空気を吸ったことも、太陽の光を浴びたこともなく育てられたという事実に、

ものすごい衝撃を受けました。

この事件内容は不思議な訳でも、決して面白い訳でもありませんが、

別の意味で「事実は小説より奇なり」という言葉を思い起こさせるような事件だと思いました。

母親役のブリー・ラーソンと子役のジェイコブ・トレンブレイ

この二人の演技がとても素晴らしいです。

母親役のブリー・ラーソンはこの映画でアカデミー主演女優賞を受賞しています。

また、子役のジェイコブ・トレンブレイも様々な賞を受賞しています。

そんな彼は撮影当時は8歳前後だったのだろうと思いますが、2022年現在は16歳になっています。

この二人の演技も見どころです。

祖父母役

祖母役のジョアン・アレンと祖父役のウィリアム・H・メイシーは

このブログでも記事にしている「カラー・オブ・ハート」という映画でも夫婦役をしています。

「カラー・オブ・ハート」もとても興味深い映画なので、そちらの記事も読んでみてください。

感想

この映画を観た後この映画について調べていて、その時に初めてフリッツル事件を知りました。

あまりにも衝撃が大きすぎて事件の内容を理解するのに時間がかかりました。

実の娘を強姦することも理解不能なのに、その娘を24年間も地下室に監禁し、

しかも、近親相姦で7人もの子どもを地下室で産ませ、

そのうち3人は19歳、18歳、5歳になるまで

一度も太陽の光を浴びたことがないという事実に、私の頭は思考停止状態でした。

この事件は一生私の頭から消えることはないと思います。

この映画はフリッツル事件の内容とは違いますが、

でも実際に映画と同じような事件がいくつもあることも知りました。

このような事件は小説や映画の中だけにして、もう二度と現実では起こって欲しくないと思いました。

こんな人にオススメ

  • 考えさせられる映画を観たい
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