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【ストーリーも演技も後味も素晴らしい映画】燃ゆる女の肖像画

【ストーリーも演技も後味も素晴らしい映画】燃ゆる女の肖像画
公 開  2019年
時 間  120分
出演者  ノエミ・メルラン アデル・エネル 

あらすじ

時代は18世紀後半のフランス。女性画家のマリアンヌはある伯爵令嬢の肖像画を描くことを頼まれ、ブリュターニュの外れにある島に行く。

その令嬢はエロイーズと言い、突然亡くなった姉の代わりにミラノに嫁がせるため肖像画が必要だったのだが、エロイーズは肖像画を描かれることを拒否していた。

以前も男性画家に肖像画を頼み描いてもらったが、エロイーズは顔を一度も見せることがなかったため、男性画家は肖像画を完成させることができなかった。

そのため、今回はマリアンヌが画家であることは隠し散歩の相手だと思わせて、散歩中にエロイーズを観察して肖像画を描いて欲しいと、エロイーズの母親から頼まれたのだった。

マリアンヌはエロイーズと散歩をしながら交流を深め、隠れて絵を描き、エロイーズの肖像画をようやく完成させた。

しかし、マリアンヌは母親に絵を見せる前にエロイーズに真実を打ち明けたいと申し出る。

そして、マリアンヌはエロイーズに真実を打ち明けるのだったがその反応は意外なものだった・・・。

みどころ

演技力

二人の女性の演技がとても素晴らしい映画です。

特にマリアンヌを演じるノエミ・メルランの目の動きや顔の表情などがとても良かったです。

ストーリー

二人の女性の演技も素晴らしいのですが、映画の内容というか構成というか、やはりラストが印象的で、映画の中の些細な会話や出来事が、最後の最後で心に響いて、静かだけれど力強い感動が起こります。

女性同士の恋愛

時代が時代なだけに女性同士の恋愛の結末はハッピーエンドではないのですが、この映画はただ悲しいだけで終わるものではなく、悲しみを抱えながらも前へ進んでいる強さがあって、「悲愴」ではなくまさに「悲壮」という言葉で締めくくられた映画のように感じました。

感想

この映画の中で堕胎するシーンがあるのですが、いつの時代も女性は大変だと思いました。

子どもを産むも堕胎するも命がけ。

赤ちゃんが横たわるそばで堕胎するシーンは、意図して撮ったものと思いますが、なんとも複雑な心境になりました。

この映画はハッピーエンドにはなりませんが、でも、後味は決して悪いものではなく、

悲しみ、諦め、寂しさ、嬉しさ、幸せ、切なさ、愛しさなどなど、最後にエロイーズが様々な思いを感じているだろうと思われる中で、内に秘めた強さも感じられ、むしろ後味は良いものでした。

最近は映画を観ても、時間だけが無駄になってしまった感じがする映画も結構あるのですが、この映画は観て良かった映画の一つです。

まだ観ていない人は是非観てください!オススメの一作です!

こんな人にオススメ

・女性同士の恋愛映画が観たい

・良作映画を観たい

・フランス映画に興味がある

「燃ゆる女の肖像画」を観るには

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