【切ないけれど心震える映画】レジェンド・オブ・フォール／果てしなき想い

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公開　　１９９４年
時間　　１３２分
出演者　ブラッド・ピット　アンソニー・ホプキンス　エイダン・クイン　ジュリア・オーモンド
　　　　ヘンリー・トーマス

あらすじ

この映画はある３人の兄弟のお話です。

真面目で世間でいう悪いことが嫌いな長男アルフレッド、自由奔放で世間の風潮や型にはまることや差別を嫌う次男トリスタン、そして、皆から愛され心優しい三男サミュエル。

時代背景は第１次世界大戦の頃。サミュエルが婚約者スザンナを連れて父と兄たちのいる実家に帰宅するが、サミュエルは国の為に戦争に行くと言い出す。

軍の大佐だったが戦うことが馬鹿らしくなり軍から離れた父は、大反対するもサミュエルは戦争に行くと言ってきかない。

弟を愛し心配する次男トリスタンが弟を守るため一緒に出兵することになった。

婚約者のスザンナはサミュエルが帰るのを父親たちと一緒に待っていた。

そんなある日戦場で大変なことが起こり、それぞれの人生が予想もしない方向へと進んでいく。

私はこの映画をもう何度観たかわかりません。

決して勇気が湧くとか、励まされるとか、元気が出るたぐいの映画ではありません。むしろ、切なくて悲しい映画です。

けれど、このクライマックスのシーンを初めて観た時は鳥肌が立ちました。

今、思い出すだけでもゾワゾワっとして泣きそうになります。

この映画は３人の兄弟のお話と言いましたが、厳密に言えば、３人の兄弟とその父親と三男の婚約者のお話です。

このクライマックスは親子と兄弟の絆が再び戻った瞬間で感動の場面です。

この映画は音楽がとても素晴らしです。

とても優しくて、切なくて、迫力もあって、私はサウンドトラックも買ってしまいました。

また、音楽だけではなく、映像もとても綺麗です。映像がこの音楽にもぴったり合っていて、本当に素晴らしい映画だと思います。

音楽に関しては「音楽が素敵な映画７選」も読んでみて下さい。

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この映画の美しさは、音楽や映像だけではなく、出演者のブラッド・ピットも実に美しいです。私はブラピのファンではありませんが、やはり彼の容姿は非の打ち所がありません。特にこの映画ではトリスタンがピッタリのはまり役で、仕草も表情も行動も全ての演技が素晴らしいです。

父親役はアンソニー・ホプキンスが演じているのですが、彼の演技も素晴らしいです。中でも一番印象的なシーンが、トリスタンが長旅から帰ってきて久しぶりに父親と再会するシーンがあります。トリスタンは父親の姿を見て少し涙ぐむのですが、そのシーンがとても切なく、心にグッとくるのです。

実はこの映画はこれまで観てきた映画の中で私のベスト３に入る映画です。正直言ってこの映画、誰も幸せにならないんです・・・（苦笑）。でも、なぜか好きなんですよね。どうして好きなのか考えてみたのですが、自分でもよくわかりません（笑）

ブラッド・ピット演じるトリスタンの自由奔放さに憧れたのか、きっと私はあんな風に自由にたくましく強く生きたかったのか、前世がそうだったのか（笑）何か惹かれるものがこの映画にはありました。

そして、やはりこの映画は音楽が素晴らしい。良い映画って、音楽が良いんですよね。この映画の音楽はとても優しくて、切なくて、美しいのです。映画の映像もとても綺麗で、映像と音楽がとてもマッチしています。

好きに理由はないと言いますが、でも本当は必ず理由はあると思うのですが、どうしてこの映画が好きなのか自分でもよくわからないけれど、この映画は好きです。

小さい頃、「コンドルは飛んで行く」を聴いて泣きそうな気持ちになったのですが、それも理由は分かりません。あの曲を聴くと、懐かしいような、切ないような、涙が出そうな、そんな気持ちになります。

強いて言うなら、この映画はそれと似たような感じなのかもしれません。

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