【泣ける映画】リトル・ダンサー
公開 2000年 時間 110分 出演者 ジェイミー・ベル ジュリー・ウォルターズ ゲイリー・ルイス ジェイミー・ドラヴェン アダム・クーパー
あらすじ
イングランド北部のダーラムという炭鉱町に住むビリー。母親を亡くし、炭鉱夫である父と兄と軽い認知症の祖母と4人暮らし。父親の勧めでボクシングを習うが、その隣でやっているバレエに興味を持ち、父に内緒でバレエを始める。ビリーのバレエの才能に気付いたバレエ教室の先生がロイヤル・バレエ学校の受験を勧めるが、ボクシングをやらずにバレエを習っている息子に父は大反対する。しかし、あるクリスマスの日、ビリーが踊る姿を父が偶然見てしまう。そして父は意外な行動に出る・・・。
見どころ
お父さんとお兄さん
主人公のジェイミー・ベルももちろん良い演技をしているのですが、この映画の一番の見どころはお父さんです。そして、中盤でお父さんがビリーの為にある行動をとった時のお父さんとお兄さんのシーンは涙なしでは観られません。不器用でぶっきらぼうなお父さんやお兄さんのビリーに対する深い愛を感じる場面です。
ラストシーン
二つ目の見どころは、やはりラストシーンです。きっと大体は想像つくと思うのですが、この時もお父さんがいい味を出しています。映画で大切なのって、映像には映らなくてもそこに至るまでの過程をどれだけ想像できるかなのですよね。この時のお父さんの涙の中に、そこに至るまでの色々なものが想像できます。そして、最後の終わり方でなんとも言えない、まさに感無量という言葉がぴったりな感じで映画は終わります。
ミュージックとダンス
この映画ではたくさんの音楽が流れるのですが、それもとても良いです。私はサウンドトラックも買ってしまいました。どの音楽も場面ととても合っていて、音楽を聴くだけでその場面を思い浮かべることができます。
そして、ダンスです。音楽と合わせていくつかダンスを踊る場面があるのですが、先生とビリーがブギの音楽で踊るシーンはとても楽しそうで一緒に混ざって踊りたくなります。また、ビリーの怒りのタップダンス、父の前で無心に踊るダンス、どれも見どころです。
その他
他にも見どころはたくさんあるのですが、それを言ってしまうと映画の内容が明らかになってしまうので、ここではお伝えできません。是非、実際にこの映画を観てみてください!
感想
この映画を初めて観たのはイギリスの映画館でした。途中で、非常ベルが鳴って一度退室させらたというハプニングもありました。私は英語はあまりよく分かりませんが、この映画の英語は訛りというのかイントネーションが凄く独特なことは分かりました。そして、英語のよくわからない私でも、映画の起承転結はわかったし、とても感動したのを覚えています。言葉はわからなくても感動できる映画って、凄いですよね!
日本に帰ってきてからも、レンタルビデオでDVDを借りて観ました。その後も何度も観ていますが、何度観ても涙が出ます。
やりたいことを親に反対されるって、とても辛くて悔しいんですよね。子どもからしてみると、親が味方してくれているってことはものすごい心強いことで、逆に、反対されているって、すごく寂しくて孤独でもあります。けれど、それをバネに頑張って、親を見返して、その努力を初めて親が認めた時って、なんとも言えないパワーを得た気持ちになります。
そして、自分の努力はもちろんですが、その裏で親や家族の支えや協力や励ましがあること・・・。それがどれ程心強くて、ありがたいことか・・・。そういうことも、その時には気づけないことが多くて、後から気づくことなのですが、自分一人で成し得たことなんて本当は僅かで、実際は家族や友人、多くの人の支えや励ましがあったからこその結果なのですよね。そんなことを忘れずにいたいと思います。
この映画は家族の温かさやありがたみ、努力することの大切さ、反対されても好きなことをやる気持ち・・・などなど、そんなことも思い起こさせてくれる映画です。
こんな人にオススメ
- 夢を叶えたい
- 泣きたい
- 感動したい
- 親子愛・家族愛を感じたい
- 音楽が良い映画を観たい
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