【価値観を変えられた本】『神との対話』
- 2021.06.05
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この本は私が大学生の時に読んだ本です。
この本が良いらしいから買ってきてと母親に言われ、母親よりも私が読んで衝撃を受けました。大学生の頃はまだ若かったので、人生に迷い、自分自身に悩み、世の中のこと、周りの人とのことなど、心の中には悩みや苦しみがたくさんありました。
人を羨んだり、親を責めたり、世の中を憎んだり・・・。
今思えば、自分が一番不幸な人間みたいな気持ちでいたようにも思います。
そんな時にこの本と出会い、私の中にあった様々な疑問や苦しみに対する答えがこの本には載っていました。
『神との対話』について
この本の作者はニール・ドナルドウォッシュというアメリカ人で、日本では1997年に出版されました。
『神との対話』は1から3巻まであって、
第一部は主に個人的レベルの疑問、第二部は世界的レベルの疑問、第三部は宇宙的レベルの疑問を中心とした内容となっています。
以後、シリーズ化されて下記のものが次々と出版されています。
『神との友情』
『神とひとつになること』
『新しき啓示』
『明日の神』
『神へ帰る』
『神が望むこと』
『神よりしあわせ』
『変えれば、変わる』
『神との対話 完結編』
実は私は『神との対話』①から③と『神との友情』上下しか読んだことがありません。他の本も持っていはいるのですが、まだ読んでいません(汗)
でも、『神との対話①』を読むだけで十分に価値観を変えられました。
きっと、大人になってから読むとまた違ったものが見えてくると思うので、今度は全巻読破してみようと思います。
対話形式
この本は神(ここでいう神とは特定の宗教の神とかではありません。詳細は本を読んでみて下さい。ただ、近い別の言葉で言うなら「サムシング・グレート」と言えるかもしれません。)と作者との対話形式になっています。作者が疑問に思っていることを神(サムシング・グレート)が答えるという形で本は進んでいきます。
大学時代の当時、私はいろいろな疑問を持っていました。
「神とは何か?」
「宗教に入る必要があるのか?」
「私たちは何のために生きているのか?(存在しているのか)」
「どうして辛いことばかり起こるのか」
「自分って何なのか」
「どうしたら苦しみから解放されるのか」
などなど
しかし、この本にはこれらに対する答えが書かれていました。
疑問に対する答えの全てを完全に納得して理解できたわけではありませんし、この本を読んでも上手くいかないことや辛いことはもちろんありました。
けれど、これまで考えてきた自分の思考パターンよりは、この本から得た思考パターンで人生を考えた方が、はるかに生きやすくなっていきました。
価値観が変わり、考え方が変わることで、息をしているだけで苦しかった現実を違った角度で見つめることができるようになり、現実は変わらなくとも、その現実の捉え方が変わることによって、私の生き方も変えていくことができたのです。
引き寄せの法則
「引き寄せの法則」で有名な本は「ザ・シークレット」という本や映画で、この本と映画をきっかけに「引き寄せの法則」という言葉が広まり、その類の本がたくさん出始めた印象があるのですが、私の中で「引き寄せの法則」はまさに『神との対話①』が最初でした。
当時はそのような言葉はありませんでしたが、『神との対話①」には現実がどのように創られていくかが解説されています。
創造のプロセスは思考から始まる。考え、概念、ヴィジョンだ。
あなたが見ているものはすべて、かつて誰かの思考だった。すべて、最初は純粋な思考から始まっている。それ以外のものは存在しない。これは宇宙でも同じことだ。思考が創造の最初の段階。
つぎに言葉がくる。あなたが言うことはすべて、考えたことの表れである。
言葉は創造につながり、創造のエネルギーを宇宙に放出する。言葉は思考よりダイナミックだ(より創造的だと言っていい)。なぜなら、言葉と思考は波動のレベルが異なる。言葉は思考より大きな衝撃を与えて宇宙をゆるがす(変化させ、改め、影響を及ぼす)。言葉が想像の第二の段階。
次に行為がくる。行為は動いている言葉である。言葉は考えたことの表れである。考えるとは思いをかたちづくること、思いとはエネルギーの集まりである。エネルギーは放出された力である。力は実在の要素である。要素は神の分子で、すべての成分であり、あらゆるものの実体である。(中略)
人生が「上向く」ことを望むのか?それなら、まず、人生に対する考え方を変えなさい、自分に対する考え方を変えなさい。そして、神である自分らしく考え、話し、行動しなさい。
(中略)
最も気高い、こうありたいと思う自分を考えなさい。そして、毎日そのとおりに生きたらどうなるかを想像しなさい。自分が何を考え、何をし、何を言うか、ほかのひとの言動にどう応えるかを想像しなさい。そんなふうに想像した姿と、いま自分が考え、行い、言っていることが違うのはわかるだろうか?
(中略)
いまの自分とこうありたいと望む自分の違いがわかったら、考えと言葉と行動を気高いヴィジョンにふさわしくー意識的に-変えようと決心しなさい。
『神との対話①』ニール・ドナルドウォッシュ
このように、「引き寄せの法則」と似たようなことが書かれています。
私はこの本を読んで、価値観が変わっていったことで、人生も大きく変わっていきました。それまでは、何をするにも自信を持つことができなかったのですが、結果を想像し、そうなると信じ、努力することで、実際にその結果が得られるようになっていったのです。
最近は色々上手くいかないことが多かったのですが、よく考えたら、結果をしっかりと想像できていないことに気づきました!
やはり、もう一度、この本を読んで、改めて人生創造をしてみようと思います。
祈り
「引き寄せの法則」と似ているのですが、この本では「祈り方」についても書かれています。
「祈り」とは「こうなりますように・・・。」「あんな風になりますように・・・。」と願うことではなく、「感謝」であるとこの本では言っています。
つまり、「祈り」とは「欲しい結果を既に得ていることに感謝すること」なのです。
信じていることは必ず現実になります。ほんのわずかでも疑いがあればそれは現実化されません。現実になるとわかっていれば「信じる」という行為すら必要ないのです。
つまり、そうなることが当たり前、当然であると心の中で本当にわかっているのならば、それは必ず現実化するので、祈る時はいずれそうなる現実が来ることに、ただ感謝するだけで良いということです。
真実であってほしいと願うのではうまくいかない。うまくいくのは、真実であるとすでに知っていることを宣言する場合だけだ。プラス思考の最高のかたちは、感謝の言葉だ。「人生で成功させてくれてありがとう、神さま」そういう考え、思いを口にし、それに従って行動すれば、すばらしい結果を生む。
結果が欲しいからそう言うのではなく、結果がすでに生じているとほんとうにわかっていて口にするのであればうまくいく。
(中略)
だから、人生で何かを経験したければ、それを「欲しい」と思ってはいけない。それを選びなさい。
『神との対話①』 ニール・ドナルドウォッシュ
こんな人にオススメ
この本(『神との対話①』)には他にこんなことが書かれています。
- 人生とは何か
- 自分とは何者か
- 人生をやり直すには
- 現実がどのように創られるか
- 人との関係(家族、愛する人、友人など)
- 足りないという意識について
- 病気について
- 愛について
これらのことについて知りたい人は是非、この本を読んでみて下さい。
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