【アメリカンドリームを夢見てたくましく生きる一家の映画】ミナリ
公 開 2020年12月 時 間 115分 出演者 スティーヴン・ユァン ハン・イェリ ユン・ヨジョン
あらすじ
時代は1980年代のアメリカ。
10年も夫婦でヒヨコの性別分別の仕事をしていたジェイコブとその妻モニカ。
ジェイコブは農業で成功することを夢見て、これまで貯めたお金で荒れた土地とトレーラーハウスを購入し、長女アンと長男デビッドを連れて一家4人でアーカーソン州の田舎に引越しをする。
モニカは心臓の悪いデビッドの病院が遠いことや先の見えない田舎暮らしに不安しかなく、夫婦喧嘩が絶えない。
そこで夫婦は話し合いをした結果、モニカの母親スンジャを子どもたちの世話役として韓国から迎えることにする・・・。
みどころ
ユン・ヨジョン
祖母役のユン・ヨジョンさんですが、この映画で数々の賞を受賞しており、第93回アカデミー賞では助演女優賞を受賞しています。これはアジア人として2人目とのことです。
私がこの『ミナリ』を観た理由の一つはユン・ヨジョンさんでした。
というのも、私がユン・ヨジョンさんを初めて知ったのは「ユン食堂」「ユンステイ」という韓国のテレビ番組なのですが、その番組でのユンさんの人柄にとても好感が持てて、これまでユンさんの演技を見たことがなかったので、「ミナリ」ではどんな演技をしているのだろうと興味があったからでした。
ユンさんの演技に関しては、それ程心に来るものはなかったのが正直なところです(苦笑)
でも、「ユン食堂」のユンさんは仕事に対して真剣に取り組んだり、何気ない会話の中にも心のこもった言葉をかけたり、自分の心に正直で言いたいことをはっきり言うのですが天然なところもあったりして、憎めない人間味のある人なので、「ミナリ」も観て欲しいのですが「ユン食堂」や「ユンステイ」も是非観て欲しいです。
ユン食堂とユンステイは「Amebaプレミアム」で観ることができます!
何話かは無料で視聴することができるので、是非、下からチェックしてみて下さい。Amebaプレミアムは月額960円です。
ABEMAプレミアムブラッド・ピット
実はこの映画の制作総指揮はブラッド・ピットです。彼はいろいろな映画の制作総指揮をしています。
このブログでも取り上げている「きみがぼくを見つけた日」の制作総指揮もしています。
また、夫役のスティーブン・ユァンも制作総指揮をしています。
スティーブン・ユァンは韓国系アメリカ人で、この映画でアジア系俳優で初めてアカデミー主演男優賞にノミネートされました。
ミナリ
「ミナリ」とは日本では香味野菜の「セリ」のことで、
この映画において「ミナリ」の意味は
「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親世代が懸命に生きるという意味が込められている。」(公式サイトより)
とのことで、この意味を知ると、この映画はまさに「ミナリ」だと思いました!
感想
何もないところから始めて、自分だけならまだしも、家族で生きていくっていうことは、想像以上に大変なことだと思います。
夢を抱いて、その夢を果たせぬままこの世界を去って行った人はたくさんいたでしょう。
でも、以前に記事にした『運転者』という本にあったように、
そういう人たちの苦労や努力は、今の私たちの幸せに変換されて引き継がれているのだと思います。
この映画も親世代の懸命な努力と苦労が子世代の幸せに繋がっていく・・・、
そんなことを描いている映画なので、『運転者』に書かれていたことととても似ているなぁと思いました。
そして、そんな親の背中を見て育った子どもは、きっと同じように強く生きていけるのだと思います。
何が起ころうとも力強く生きていく!
そんな強さを感じる映画でした。
こんな人にオススメ
・人生に弱気になっている
「ミナリ」を観るには
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