【3人のお化けに大切なことを教わった男のお話】3人のゴースト
公 開 1988年 時 間 101分 出演者 ビル・マーレイ、カレン・アレン
あらすじ
テレビ局の社長をしているフランクは冷血で思いやりもなく、自分に歯向かう者は簡単にクビにしてしまうような人だった。
クリスマスだというのに弟へのプレゼントはテレビ局のタオル一枚、日頃お世話になっている秘書へのボーナスさえもタオル一枚だった。
クリスマスが迫ったある日、7年前に亡くなった前社長ルーの亡霊がフランクの前に現れ、生き方を改めないと自分のようになると忠告をする。
そして、明日の午後以降フランクの前に3人のゴーストが現れるだろう・・・と告げる。
みどころ
クリスマス・キャロル
この映画は1843年に出版されたチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』が原作です。
それを現代風にアレンジしたのが「3人のゴースト」ですが、「現代風」と言っても、既に30年以上も経っているので「現代風」とも言えませんね。
ですから、1980年代版クリスマス・キャロルです!
タイムスリップ
フランクは3人のゴーストによって、過去・現在・未来に連れて行かれます。
過去のゴーストには、クリスマスプレゼントを貰えなかった幼少期、15年前に別れた彼女クレアとの出会い、仲良く暮らしていた時のこと、そして別れた時のことを見せられます。
現在のゴーストには、秘書の家庭内を見せられ、息子が失語症を患っていることを知ります。
また、何度誘われても行こうとしなかった弟のクリスマス会を見て、弟がどれ程自分(フランク)を愛していてくれたのかを理解します。
未来のゴーストには、秘書の息子の未来、クレアの未来、ホームレスの未来、そして自分の未来を見せられました。
生き方を変えるきっかけ
人間ってなかなか変われないものですが、でも本人にとっての何かしらの大きなきっかけがあると、人は変わることができるものです。
フランクは人への思いやりは全くなく、自分の言動がどれほど人を傷つけていたのかもわかっていませんでした。
しかし、3人のゴーストによって過去の自分を見つめ直し、現在周囲にいる人に自分がどんな影響を与えているのか、
そして、その人たちが未来にどんな状況になっていくのかを見せられ、フランクは改心しました。
感想
この映画は「星の王子ニューヨークへ行く」の同時上映で観ました。その頃はまだ小学生で、タイトルにゴーストとあるので、怖い映画なのだろうと思いながらドキドキして観ていました。
けれど、観終わった時には怖い映画としてではなく、「とても良い映画」として私の心に残っていました。
ですから、映画館で観た後もレンタルビデオで借りて観たのを覚えています。
今回、数十年ぶりに観たのですが、やはりとても良い映画だなぁと思いました。
小学生の頃はビル・マーレイの容姿があまり好きではなかったのですが、今は好きな俳優さんの一人です。
ビル・マーレイは「ゴーストバスターズ」のイメージが強い人の方が多いかと思いますが、
私の中でビル・マーレイと言えば、「3人のゴースト」なんですよねえ。
実は私はまだ「クリスマス・キャロル」の映画を観たことがないので、今度観てみようと思います!
こんな人にオススメ
- タイムトラベル系映画が好き
- クリスマス・キャロルが好き
- クリスマスに観る映画を探している
- 心温まる映画が観たい
「3人のゴースト」を観るには
Blu-rayやDVDを購入するか、レンタルするか、ビデオオンデマンドで観るかになります。
今回はディスクを購入するかレンタルが良いと思います!
オンラインDVD CDレンタル ぽすれん ネットで借りて、ポストへ返す。TSUTAYA DISCAS-
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