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【自分の存在価値を信じ続けた少年の映画】サイモン・バーチ

【自分の存在価値を信じ続けた少年の映画】サイモン・バーチ
公 開  1998年
時 間  113分
出演者  ジョゼフ・マゼロ イアン・マイケル・スミス
     アシュレイ・ジャッド オリヴァー・プラット

あらすじ

サイモン・バーチは生まれた時からとても小さく、12歳になっても幼児のような体型をしており、両親からも愛されず、周囲の人からも嫌われていた。

サイモンの親友であるジョーは私生子で、父親が誰だかわからないことからいじめを受けており、

そんな二人はいつも一緒に遊んでいた。

サイモンはいつも「神様には何か計画があるから、僕はこの体で生まれてきたんだ。僕は神様の計画を遂行するための道具で、英雄なんだ。」とジョーに言っていたが、信仰心を持たないジョーは「そんなことある訳ない」と聞き流していた。

ジョーの母親レベッカは両親から愛されていないサイモンを、実の子のように愛し、サイモンもレベッカのことを実の母親のように愛していた。

ある日、サイモンとジョーは野球の試合に出ていた。

監督はいつもサイモンには「絶対に打つな!」という指示を出していたのだが、その日に限って「打て!」の指示を出した。

サイモンが初めて打ったホームラン。

しかし、ボールの先にはレベッカが歩いていたのだった・・・。

みどころ

ジョン・アーヴィング

この映画は『オーエンのために祈りを』という小説の一部を元に制作されました。

この小説はジョン・アーヴィングという人が書いていて、この人は『ガープの世界』・『ホテル・ニューハンプシャー』『サイダーハウス・ルール』という小説も書いています。

そして、これらは全て映画化されています。

私は『ホテル・ニューハンプシャー』は観たことがないのですが、他の二つは観たことがあるので、いつかこのブログでご紹介したいと思います。

父親は誰?

この映画のみどころの一つに、ジョーの父親は誰なのか?という問いがあると思います。

それは映画の後半で判明します。

音楽

この映画のエンディングで流れる曲はBabyfaceの「You Were There」という曲です。

とても優しくて温かみのある音楽で、若い頃はよく運転しながら聴いていました。

サウンドトラックもあるようなので、是非、聴いてみてください。

感想

この映画を初めて観たのは学生の頃だったと思います。

映画館ではなくレンタルビデオで観ました。

映画館で上映されていた時は、CMでBabyfaceの「You Were There」と共に映画の予告が流れていて、

「さぞかし感動する映画なのだろう!」と期待値マックスで観たのですが、

当時はそこまでの感動を得ることがなかったというのが映画の印象でした。

この前、ふとこの映画を思い出して、約20年ぶりに観てみました。

なかなか良い映画だったなぁと、映画の印象を上書きすることができました。

きっと、上映されていた当時は、

CMであまりにも「感動」を売りにして期待値を上げ過ぎてしまったために、

残念な感じの印象になっただけで、期待せずに観ると、とても良い映画だったのだと思いました。

この映画のように、人生って予期せぬことの連続ですよね。

何のために生きているのか、はっきりとした理由なんて私にはわかりませんが、

私は自分の魂の成長の為に生まれてきたのだと思うので、

起こる出来事は全て自分の成長の為だと考えるようにしています。

みんな誰しも自分の存在価値に悩むことってあると思いますが、

サイモンのように自分の価値を自分自身が信じることがとても大切なのかもしれないと思いました。

こんな人にオススメ

・勇気が欲しい

・自分の価値を信じたい

「サイモン・バーチ」を観るには

ビデオオンデマンドではあまり配信されていないようなので、

レンタルかディスクの購入をオススメいたします。

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