【動き出したゆきだるまと遊ぶ物語】スノーマン
出 版(絵本) 1978年 制 作(アニメーション)1982年 原 作 レイモンド・ブリッグズ
あらすじ
雪が降り積もったある日、少年は雪だるまを作った。
夜8時にはベッドに入った少年だったが作った雪だるまが気になってなかなか寝つけず、
夜中に窓から雪だるまを眺めていた。
時計の針が夜の12時をさした時、なんと雪だるまは動き出したのだった・・・。
みどころ
原作
原作は1978年にレイモンド・ブリッグズによって出版された『The Snowman』という絵本です。
この絵本は文字がなく、絵だけで物語が描かれています。
今回ご紹介しているのは、それを1982年に映像化したアニメーションです。
絵本でも文字がないようにこのアニメーションでもセリフがなく、時間も26分と短いです。
第55回のアカデミー賞では、アカデミー短編アニメ賞を受賞しています。
監督
この映画の監督はジミー・テルアキ・ムラカミという日系アメリカ人2世の人です。
第二次世界大戦で日系人強制収容所に収容された過去があります。
彼はこの絵本の作家レイモンド・ブリッグズの漫画『風が吹くとき』のアニメーションも監督しています。
この映画も小学生の頃に観ましたが、核の恐ろしさを教えられたアニメ映画でした。
音楽
スノーマンと少年が空を飛ぶシーンで流れている曲があるのですが、
それは「ウォーキング・イン・ジ・エアー」(邦題は「空を歩いて」)という曲でセント・ポール大聖堂少年聖歌隊のメンバーの一人が歌ったものでした。
私がこの映画を初めて観たのは小学生の時だったのですが、
この曲を聴いた瞬間鳥肌が立ち、涙が出そうになったのを覚えています。
なんとなくアンデス系の音楽を思わせる曲で、私はなぜかアンデス系の音楽に涙腺が弱いので、
この曲は小学生の時に聴いたあの時からずっと私の心に残っています。
感想
上述していますが、私はこの映画を小学生の時に観ました。
当時私の小学校では数ヶ月に一度学校で映画鑑賞の時間があって、その時に観たものでした。
今の小学生なら低学年でも「そんなことある訳ない」と思うと思いますが、
私は高学年だったにもかかわらず、
作った雪だるまが夜中に動くということに物凄く感激して、
雪の日には雪だるまを作って、
夜中に雪だるまが動くかどうかを確認していた時期がありました。
結局、一度も雪だるまは動くことはありませんでした・・・。
あと、当時スノーマンのグッズがたくさん売られていて、
私はスノーマンのシャープペンシルやらマグカップやらを持っていた記憶があります。
全てが懐かしい記憶です。
26分で観れる映画で、しかも映像も可愛らしいので子どもと観ると良いと思いますが、
ただ、私も初めて観た時に感じましたが、
最後はちょっと切ない終わり方なので、それが残念なところです。
こんな人にオススメ
- 童心に戻りたい
- ファンタジーが好き
- 短編アニメーションが観たい
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