【大人になって見るととても良いと思えるパラレルワールド系映画】天使のくれた時間
公 開 2000年
時 間 125分
出演者 ニコラス・ケイジ ティア・レオーニ
あらすじ
ジャックは銀行の研修でロンドンに行くため空港にいた。ジャックを見送る恋人のケイト。ジャックが搭乗しようとした時、ケイトは「嫌な予感がする」と言って、ジャックがロンドンに行くのを止めようとする。しかし、ジャックは二人の未来の為だと言ってロンドンに行ってしまう。
13年後、ジャックはニューヨーク・ウォール街の投資会社の社長となり、高層マンションで暮らし、高級車を乗り回し、優雅な独身生活を送っていた。
クリスマス・イヴの夜、コンビニエンスストアで店員に銃を突きつける青年キャッシュと遭遇し、ジャックは必死に彼を説得して事無きを得る。ジャックは青年に更生を促すが、青年は必要ないと言う。
それでもジャックは「何か必要なものがあるはずだ」と言うとキャッシュは逆にジャックに「何か必要なものがあるんだろ?」と問う。ジャックは「俺は全てを持っている」というとキャッシュは「これから起きることはあんたが招いたことだ。メリークリスマス」と言って去っていく。ジャックは自宅に戻り、眠りにつく。
クリスマスの朝、ジャックが目を覚ますと、その隣には13年前に空港で別れたケイトがいて、娘と息子が二人を起こしに来たのだった。
みどころ
パラレルワールド
この映画は「もしもこっちの道を選んでいたら・・・」的なパラレルワールド系の内容です。
ニューヨークのウォール街で社長として働き、高層マンションに住み、フェラーリに乗って独身生活を楽しんでいたジャックが、朝起きたらいきなりニューヨーク郊外の庶民的な一軒家にいて、13年前に別れたはずの恋人が妻になっていて、しかも子どもが二人もいて、投資会社ではなくタイヤ会社の社長になっているお話です。
ジャックの心の変化
全てが一変してしまったジャックは、以前の環境に未練を残しつつも少しずつ今の生活に慣れてきていました。そんな時、ひょんなことから投資会社の会長がジャックのタイヤ会社にやってきて、ジャックは自分を売り込むことに成功します。
そして、転職して家族みんなでニューヨークで暮らそうとケイトに提案するのですが、それはケイトが求めていた幸せではないことを悟ります。また、娘や息子に対する愛情も芽生え、次第にジャックの心に変化が生じていきます。
感想
この映画を初めて観たのがいつだったのか思い出せないのですが、日本では2001年公開の映画なので、遅くとも2002年くらいには観ていたと思います。
ただ、初めて観た時にはそれ程「良い映画」として私の心には残っていませんでした。
きっとその頃の私には家族を大切に思うジャックの気持ちより、ウォール街で大金持ちでいるジャックの方が羨ましく思えていたのかもしれません。
この映画を久しぶりに観たのは一昨年でした。クリスマス特集の記事を書くために約二十数年ぶりに観ました。
観た感想は「こんなに良い映画だったぁ???」でした。月日は人を変えるのですね。考え方も、感じ方も、価値観も・・・。
映画の内容は何一つ変わっていないけれど、それを観る側の色々なものが変わったから、この映画に対する捉え方、印象、感じ方が変わっていたのだと思います。
何度観ても、いつ観ても、変わらないものもありますが、「髪結いの亭主」という映画でもお伝えしたように、その年齢の時にはわからなかったことが、大人になってからわかることがあったりします。
この映画もその内の一本でした。
たくさんの人にオススメしたい映画です。まだ観ていない人は、是非観てください!
こんな人にオススメ
・パラレルワールド系の映画が好き
・人生の価値観を見直したい
・心温まる映画が観たい
この映画を観るには(2025.2月現在)
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