【心は子どものままで体だけ大人になってしまった映画】ビッグ
公 開 1988年 時 間 104分 出演者 トム・ハンクス エリザベス・パーキンス
あらすじ
13歳のジョッシュは家族と遊びに行った移動遊園地で、気になる女の子がジェットコースターの列に並んでいたのを見かけ声を掛けた。
一緒にジェットコースターに乗ろうとしたが、ジョッシュは背が低くてジェットコースターに乗ることができなかった。
遊園地を当てもなく歩いていると「ゾルター」という願いを叶えるコインゲームを見つけ、
ジョッシュはそのマシーンに向かって「僕を大きくして」と願った。
すると、「願いは叶えられた」という紙が出てきたが、不思議なことにそのマシーンは電源が入っていなかった。
翌朝、ジョッシュが目を覚ますと願い通り大人の姿になっていた。
ジョッシュは自転車に乗り「ゾルター」に元に戻してもらおうと遊園地に行ったのだが、既に移動した後だった。
母親に説明しようと試みるも話を聞いてくれず、むしろ息子を誘拐した男だと勘違いして、大人のジョッシュを家から追い出してしまった。
行き場を無くしたジョッシュは、同級生の親友ビリーを訪ねて、なんとか中身はジョッシュだということを理解してもらう。
そして、二人は「ゾルター」を探しにニューヨークに行くのだが見つからず、
役所に行って祭やカーニバル、夜店などのリストをもうらおうとするが、早くても6週間はかかると言われる。
その間、仕方なくジョッシュはおもちゃ屋さんで就職することとなるが、
子どもの心を持った大人のジョッシュは、社長のマクミランに気に入られ出世し、
重役の女性スーザンと恋までしてしまう・・・。
みどころ
大人のジョッシュとマクミラン社長による足で弾くピアノ
この場面はこの映画の見どころの一つでもあります。
休日に職場でもあるおもちゃ屋さんで遊んでいたジョッシュ。
そこで、おもちゃ屋を偵察していた社長と出くわします。
ジョッシュは社長から、おもちゃについての感想を聞かれて、それについて答えます。
感想を述べていると、ふと足元に足で弾くピアノがありました。
ジョッシュはそれに興味を示して「Heart and Soul」を弾き始めます。
すると、社長もそれに合わせて一緒に弾き始め、最後は二人で「Chopsticks」を弾いて終わります。
私は「ビッグ」を今まで何度となく観てきましたが、
あの場面の曲が「Heart and Soul」と「Chopsticks」だと知りませんでした!
でも、ネットで調べたらすぐに出てきました。改めて、インターネットって凄いですね。
ジョッシュの変化
急に体だけ大人になってしまったジョッシュは、しばらくの間、ニューヨークにある安宿で寝泊まりしていました。
最初は少しの物音だけでも怖がって、お母さんを思って泣いていたのに、しばらく経つと、銃声が聞こえても平気でテレビを観ていました。
人間は慣れる生き物です。
また、最初は子どもの気持ちのままに大人社会に混じっていたジョッシュですが、
大人と関わり、大人の女性と交際することで、大人に染まってしまい、
次第に本来の子どもらしさを無くしていきます。
自分の子ども時代
ジョッシュが、大人にしては安いだろう給料を手にして喜ぶシーンがあります。
あのシーンを観て、私も100円をもらって喜んでいた頃を思いました。
昔は駄菓子屋さんがあって、100円あればたくさんのお菓子を買うことができました。
ですから、ジョッシュにしてはどれほどの大金に思えただろう・・・と思います。
ラストシーン
誰の視点で観るかにもよりますが、
ラストシーンはちょっぴり切ないです。
感想
この映画も何度観たかわかりません。
初めて観たのは小学生か少なくとも中学生の初めの頃だと思います。
今観ても、良くできたお話だなぁと思います。
確かに、子どもの頃は早く大人になりたいと思うこともあったと思います。
でも、子どもは嫌でも大人になっていくから、子ども時代をいかに大切に過ごすかが重要なのですが、
子どもの時にはその時期の価値には気づけないのですよね。
それにしても、私はいつから大人になったのだろう・・・と思います。
何をもって「大人」とするのか、「大人」の定義がわからないけれど、
私はまだまだ全然「大人」になりきれていないと思います・・・。
そろそろ、「大人」としての自覚を持てる「大人」になりたいと思っています。
この映画は、ほのぼのと観れて、ちょっぴり現実逃避もできる映画です。
是非、観てみてください。
こんな人のオススメ
- 現実逃避をしたい
- 早く大人になりたい
- ほのぼのとした映画が観たい
- 子どもの頃の気持ちを思い出したい
「ビッグ」を観るには
ディスクをレンタルするか、購入することをオススメいたします。
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