【タイムトラベル映画】バタフライ・エフェクト

公開　　２００４年（アメリカ）
時間　　１１３分
出演者
アシュトン・カッチャー　エイミー・スマート
エルデン・ヘンソン

あらすじ

７歳のエヴァンは時々数分の間記憶を失くすことがあった。記憶を失くしている間に良くない出来事が起こっているが、本人は思い出せずにいた。医者からは毎日日記を書くよう勧められる。大学生になって記憶喪失も起きなくなり、これまでの日記を読み返してみると、その日記が書かれている過去の時点に戻ることができることを知る。そしてエヴァンは失っていた記憶を取り戻そうと何度も過去に戻るのだが・・・。

見どころ

バタフライ効果

力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。カオス理論で扱うカオス運動の予測困難性、初期値鋭敏性を意味する標語的、寓意的な表現である。

気象学者のエドワード・ローレンツによる、「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか？」という問い掛けと、もしそれが正しければ、観測誤差をなくすことができない限り、正確な長期予測は根本的に困難になる、という数値予報の研究から出てきた提言に由来する。

出典：Wikipedia

つまり、ほんの些細なことが大きな事象に繋がる引き金になることがあるという考え方です。この映画では、過去を変えるために過去に戻るのですが、現在に戻ってくると現在が思わしくない状況になっており、それを何度も繰り返します。そして、最後には結局ある一つの些細な出来事に辿り着きます。その些細な出来事を変えるだけで、全ての未来が変わっていくのです。その最後の一つはなんなのか・・・。それも見どころの一つです。

エンディング

この映画にはエンディングが４通り存在します。一つ目は公開版のエンディングです。そして、レンタルDVDではラストカットのみ異なる2つのエンディングが収録されています。残りの一つは販売しているDVDにあって、全く別のエンディングで終わるディレクターズカット版があります。公開版もディレクターズカット版も切ないエンディングなのですが、ディレクターズカット版は公開版よりももっと切ない終わり方でした。レンタルDVDにあるエンディングはどちらもあり得そうで、私はそのうちの一つのエンディングが一番いいなと思いました。この映画は自分の好きなエンディングで終えれば良いと思います。

感想

バタフライ効果というものを初めて知った時、そんなことが本当にあり得るのだろうかと思いましたが、蝶の羽ばたきが竜巻を引き起こすかどうかは分かりませんが、でも、些細なことが大きなことにつながるってことはあり得ることだと思いました。

小さい頃や若い頃はよく「こんなことやったって・・・」とか「こんなことが何になるんだろう・・・」と思うことがあったのですが、社会人になって就職した先で、昔の自分なら「こんなこと・・・」って思うようなことを毎日仕事でするようになり、そこから気づいたことがありました。

それは、私が思っていた「こんなこと・・・」こそが大切だということでした。

若い時は「どでかい大きなこと」をしなければ何も変わらないし変えられないと思っていたのですが、そうではなくて、「こんなこと・・・」と思うような小さなことこそが大きな変化につながっていくんだということを学びました。

どんなことも急に大きなことにはつながらないのです。全て初めは些細な小さなことから始まります。偉人と呼ばれる人たちも、最初から凄い人だったわけではなくて、日々の地道な努力の積み重ねによって偉業が達成されて「偉人」と呼ばれるようになったわけで、最初から偉業ができる人などどこにもいないのです。

そう考えると、些細なこと、小さなことこそ大切にしなければならないと、社会人になって気づくことができました。ただ、それを継続していくことが凡人には難しいのですが・・・。継続は力なり！が大切ですね。

こんな人にオススメ

• タイムトラベル系の映画が観たい
• 切ないけど優しい映画が観たい
• ちょっと不思議な感覚の映画が観たい

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